『資本論』第3巻を学習する際に重要なのは、第1巻・第2巻との連続性を意識することです。第3巻では利潤率、平均利潤、地代、利子など、資本主義の「表面的な現れ」が扱われますが、その背後には第1巻で論じられた剰余価値の理論があります。したがって、現象を独立したものとしてではなく、その本質との関係で理解する姿勢が必要です。また、第3巻は未完であり、編集者エンゲルスによる補足や構成の影響もあるため、記述の不整合や飛躍に注意しながら読むことが大切です。さらに、数式や比率の議論(利潤率の低下傾向など)では、具体例を自分で計算しながら理解を深めると効果的です。抽象的概念と現実経済の対応関係を常に考えつつ、焦らず段階的に読み進めることが理解への近道となります。
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『資本論』の学習第234回第3巻資本主義的生産の総過程第1部第5篇利子と企業者利得地への利潤の分割。 利子付き資本第25 章 信用と空資本
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資本論 第2巻・第3篇・第20章「単純再生産」における核心―― 第1節(問題の提起)/第2節(二部類)/第3節(両部類の取引)、特に 第I部類の v+m と 第II部類の c の関係 を、式・直観・流れの順にわかりやすく解説します。 ◆ 前提:単純再生産とは何か(第1節) 単...

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