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2026年2月2日月曜日

『資本論』の学習第154回第2巻資本の流通過程第1扁資本の諸変態とそれらの循環第1章貨幣資本の循環第2節第2段階。生産資本の機能について解説

 




『資本論』第2巻資本の流通過程第1扁資本の諸変態とそれらの循環

第1章貨幣資本の循環第2節第2段階。生産資本の機能について解説


マルクス『資本論』第2巻
第1篇 資本の諸変態とそれらの循環
第1章 貨幣資本の循環
第2節 第2段階「生産資本の機能」
について、できるだけ噛み砕いて解説します。


1️⃣ 位置づけの確認(全体の流れの中で)

貨幣資本の循環は、次の形で表されます。

G ― W … P … W′ ― G′

  • G:貨幣資本

  • W:商品(生産手段+労働力)

  • P:生産過程(=生産資本の機能)

  • W′:剰余価値を含む商品

  • G′:増殖した貨幣

👉 第2段階とは、このうち
W … P … W′
つまり「生産資本としての資本の運動」を扱う部分です。


2️⃣ 生産資本とは何か

● 生産資本の定義

**生産資本(P)**とは、

生産手段(機械・原材料など)と労働力が結合し、価値と剰余価値を生み出す資本形態

です。

ここで重要なのは、

  • まだ商品ではない

  • まだ貨幣でもない

  • 生産過程の中でのみ存在する資本形態

だという点です。


3️⃣ 生産資本の「機能」とは?

マルクスがいう生産資本の機能とは、単に「物を作ること」ではありません。

🔑 中核的な機能

👉 価値を保存しつつ、剰余価値を生産すること

具体的には:

  1. 不変資本(c)

    • 機械・原材料など

    • 自分の価値をそのまま商品に移すだけ

  2. 可変資本(v)

    • 労働力

    • 自分の価値以上の価値(=剰余価値)を生み出す

📌 剰余価値は流通ではなく、生産過程でのみ生まれる
→ これが第2段階の理論的核心です。


4️⃣ 「生産過程=価値増殖過程」

マルクスは生産過程を二重の性格で捉えます。

① 労働過程

  • 人間が自然に働きかけて使用価値を作る

  • 資本主義に限らず普遍的

② 価値増殖過程(資本主義特有)

  • 労働力が

    • 必要労働(賃金相当)を超えて

    • 剰余労働を行う

  • その結果、剰余価値が生まれる

👉 生産資本の「機能」とは、この二重過程を通じた価値増殖です。


5️⃣ なぜ「第2段階」が決定的に重要なのか

マルクスは強調します:

  • 流通(売買)だけでは
    → 等価交換しか起きない

  • 利潤の源泉は
    → 生産過程にしか存在しない

つまり、

資本が資本であるのは、生産資本として機能するときだけ

なのです。

貨幣資本や商品資本は、

  • 生産資本になるための前提

  • 生産資本の結果としての形態
    にすぎません。


6️⃣ 循環の中での特徴(第2巻的ポイント)

第1巻との違いとして、第2巻では特に:

  • 時間(生産時間・流通時間)

  • 連続性(生産が中断されないこと)

が問題になります。

生産資本は、

  • 生産が止まれば
    → 剰余価値も止まる

  • しかし常に生産しているわけにはいかない

👉 ここから後に、

  • 資本の回転

  • 再生産

  • 社会的総資本

の議論へつながっていきます。


7️⃣ まとめ(要点整理)

  • 生産資本の機能=
    👉 価値保存+剰余価値生産

  • 剰余価値は
    👉 流通ではなく生産過程でのみ生まれる

  • 生産過程は
    👉 労働過程+価値増殖過程

  • 第2段階は
    👉 資本の自己増殖の核心部分

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