第23回『資本論』の学習 マルクス『資本論』 第一巻 向坂逸郎訳 岩波書店
23ページ 第3版に
変革の時代と『資本論』マルクスのすすめ 『経済』編集部編 新日本出版社 34ページ(2)『賃労働と資本』、『賃金・価格・利潤』の勧め
この第3版を自分の手で印刷できるまでにすることは、 マルクスには許されなかった。この偉大さの前に、今では反対者すら頭を垂れている巨人のような思想家は、1883年3月14日に死んだ。
私は彼の死と共に、40年間の最良の終わりなき心の友、また言葉で尽くせないほどに負うところの多き友を失った。今や私には、この第3番並びに手稿として残されている第2巻の刊行をなすべき義務が、落ちてきた。この義務の第一のブルーをどのように果たすかについて、ここに読者に弁明しておかなければならない。
マルクスは、最初第一巻の本文を大部分改訂して、多くの理論的な点を最もはっきりと述べ、新しい論点を加えて、歴史的な材料や統計的な材料を最近の時代に至るまで細くしようと目論見をもっていた。彼の病状は第2巻の完稿を作成しようという止まらぬ気持ちとが、このことを阻んだ。そのためにただどうしても必要なところだけ改訂し 、その間に刊行されたフランス語版(”Ie Capital.pur karx Marx “, Paris, Lachatre ,1873)既に含まれている補足だけ加えるということにしたようである.
遺構中には、ドイツ語版の一本もあって、これを彼は所々改訂し、カツフランス語版を参照するように指示している。同じフランス語版が一冊あって、その中で彼は、利用すべき箇所に正確に印をつけていた。こちらの変更と追加とは、 僅少の例外はあるが、この巻の最後部分である、資本の蓄積過程という扁に限られている。この扁では、それより前の方の諸編がより徹底的に筆を加えられているのに、従来の本文は、他の箇所よりも多く最初の草庵によっていた 。従って、文体はより生き生きとしており、よりよく渾成している。しかしまたより粗略になっており、英語の語法を交えており、ところによっては不明瞭である。論述のそこここに欠落があって、若干の重要な要旨が示唆されているだけに止まっていた 。
今回『資本論』は、ここまでとなります 。900文字以内の引用なので、このくらいなら読み続けることもできるでしょう。第一の目標は「読破」にありますので、 根気よく、読み続ける読み続ける精神力が求められます。求められます 。内容的には、特に難しい ところもないので 、読んでそのまま理解すれば良いかと思います。
次に移ります。
変革の時代と『資本論』マルクスのすすめ 『経済』編集部編 新日本出版社 34ページ(2)『賃労働と資本』、『賃金・価格・利潤』の勧め
②『賃労働と資本』及び『賃金・価格・利潤』はマルクス自身が書いた『資本論』への最良の入門書である。
『資本論』は、科学的に高度に厳密な叙述の仕方に貫かれた長大な理論的体系をなしている経済学の本ですから『資本論』を学ぶことは、マルクスも指摘したように、壮大で美しいが大変に険しい巨峰に登るようなものだと言わます。ですから、険しい山に登るには体力を養う準備体操がいるように、『資本論』を読むにあたっては、まず『資本論』絵の入門書を読んでおくことが有益です。そうして幸いなことにはマルクス自身が書いた『シフォンの家の最良の入門入門書が2冊あります。『賃労働と資本』および『賃金・価格・利潤』が、それです。
『賃労働と資本』、元々は1847年にマルクスがドイツ人労働者協会で行った経済学の講義で、1849年に「新ライン新聞」に連載されたものです。マルクスの死後エンゲルスは、1891年に『資本論』に結実したその後のマルクスの経済学研究の成果に基づいて『賃労働と資本』の改訂版を編集し、出版しました。この改訂版について、エンゲルスは、その「前書き」で、「これはマルクスが1849年に書いたままのパンフレットではなくて、おおよそ彼が1891年にはこう書いただろうと思われるパンフレットである」と述べています。『賃労働と資本』の特徴は「経済学の動く初歩的な概念も持ち合わせない読者に分かってもらう」ために、できるだけ親しみやすい平易な叙述をもって、マルクスが後に「資本論』第一部で展開した「労働価値論」「剰余価値論」「資本蓄積論」などからなる理論体系の要旨をわずか数十ページのパンフレットに圧縮している点です。この特徴ゆえに『賃労働と資本』は現在に至るまで、これに勝るものはない経済学の初級のテキストであり「資本論」家の入門書であると言えます、
『賃金・価格・利潤』 は、1865年にマルクスが第一インターナショナル(国際労働者協会)で行った講演の手稿を原本として、1898年にマルクスの末娘えりなによって編集され、出版された本です。
『賃金・価格・利潤』は、当時「賃上げ闘争無益論」「労働組合無用論」 を唱えていたウエストンの見解を的確に批判し、農道・革命運動の進むべき指針を示すとともに、それを理論的に裏付けるために、後に出版された『資本論』の(第3部にまで及ぶ)理論体系の要点を「先取り」して、わずか数十ページの中に「圧縮」下本であり、しかもその理論的な内容を経済学を初めて学ぶ労働者や学生にもわかるように「比較的一般向けの形で」述べた本です。
以上のように『賃労働と資本』及び『賃金・価格・利潤』は、マルクス自身によって書かれた『資本論』への最良の入門書であり、これから始めて 『資本論』を読もうという人は、まずこの2冊を読んで、『資本論』という巨峰に登るための頭の準備体操、体力作りをしておくことをお勧めします。
なお『賃労働と資本』及び『賃金・価格・利潤』最新の解説のついた日本語のは訳本、新日本出版から刊行されている「科学的社会主義の古典選書」のもの、および大月書店から刊行されている 「マルクス・フォー・ビギナー」のものです。 35ページ23行目まで
第23回「資本論』の学習は、今回はここまでとなります。『賃労働と資本』、『賃金・価格・利潤』の学習も合わせて行うようにしましょう。
読む前から「難しい」と諦めてしまわないことが大切です。1日1行でも、1ページでも読み進めること、分からないことは、深く調べること。
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