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2021年12月9日木曜日

第65回マルクス 資本論 第1巻 向坂逸郎訳 岩波書店の学習 102ページ

 第65回マルクス 資本論 第1巻 向坂逸郎訳 岩波書店の学習 102ページ


三総体的または拡大された価値形態の欠陥

C一般的価値形態

1 価値形態の変化した性格

二 相対的価値形態と等価形態の発展関係

三一般的価値形態から貨幣形態への移行

D 貨幣形態

第四節商品の物神的性格とその秘密




とが、物質的生産の社会的諸関係にめ、その上に築かれている生活部面にも、特徴となっている。しかしながら、与えられた社会的基礎をなしているのは、まさしく人身的隷属関係であるのであるから、労働と生産物とは、その実在性とちがった幻想的な態容をとる必要はない。


それらのものは、奉仕として、また現物貢納として、社会の営為の中にはいる。労働の自然形態と、そして商品生産の基礎におけるようにその一般性ではなく、その特殊性とが、ここでは労働の直接に社会的な形態である。


俗役労働は、商品を生産する労働と同じように時間によってはかられる。だが各農奴は、彼がその主人の仕事のために支出するのが、彼の個人的労働力の一定量であるということをっている。


僧侶にたいして納むべき十分の一税は、僧侶の祝福よりずっとはっきりしている。したがって、人々がここで相対して着ている仮装をどう観るにしても、彼らの労働における人々の社会的関係は、いずれにして彼ら自身の人的の関係として現われ、物の、すなわち、労働生産物の社会的関係に扮装してはいない。


共同的な、すなわち直接に社会的となっている労働を考察するために、われわれはその自然発生的な形態、すなわち、すべての文化民族の歴史の入口で、われわれが出会うような形態に帰る必要はない。


あっと身近な例をあげると、自家の欲望のために穀物や家畜や撚糸や亜麻布や衣服等を生産している、農家の田園的家父長的な産業がある。これら各種の物は、家族にとって、その家族労働のそれぞれの生産物である。


しかしそれがお互いに商品として相対するのではない。これらの生産物を作り出す各種の労働、すなわち、農耕、牧畜、紡績、機織、裁縫等々は、それぞれの自然形態のままで社会的な機能をなしている。


というのは、それらは、商品生産と同じように、それ自身の自然発生的な分業をやって行なわれている家族の機能であるからである。


性別や年齢別、ならびに季節の変化ととやに変化する労働の自然諸条件が、家族間における労働の分配と個々の家族員の労働時間とを規制する。


しかしながら、継続時間によって測定される個人的労働力の支出は、ここでは、初めから労働自身の社会的規定として現われる。


というのは個人的労働力は、本来家族の共同の労働力の器官としてのみ作用するからである。

(三0) 第二版への注。「自然発生的な共有財産制の形態が、特殊的にスラヴ人的の形態であるとか、さらには、ロシア以外にはない形態であるなどというような主張は、最近拡がっている笑うべき偏見である。


それは、ローマ人、ゲルマン人、ケルト人に立証されうる原始形態であるが、これについては、いろいろな見本でいっぱいの見本帳が、インド人の間に、部分的には崩壊しているが、な依然として存している。


アジア的な、とくにインドの共有財産形態のより正確な研究は、各種の自然発生的共有財産制の形態から、いかにその崩壊の種々の形態が出てくるかということを証明するであろう。


こうして例えば、ローマ人やゲルマン人の私有財産制の各種の原型を、インド共有財産制の種々なる形態から導き出すことができるのである」(カール・マルクス『批判』10ページ[ディーツ版『全集』第一三巻、二一ページ。邦訳、岩波文庫版、三一ページ。新潮社版『選集』第七巻、六三ページ])。


最後にわれわれは、目先きを変えて、自由な人間の一つの協力体を考えてみよう。人々は、共同の生産手段をもって労働し、彼らの多くの個人的労働力を、意識して一つの社会的労働力として支出する。


ロビンソンの労働の一切の規定がここで繰り返される。ただ、個人的であるかわりに社会的であることがちがっている。


口ビンソンのすべて生産物は、もっぱら彼の個人的な生産物であった。したがってまた、直接に彼のための使用対象であった。この協力体の総生産物は一つの社会的生産物である。この生産物の一部は、再び生産手段として用いられる。


それは依然として社会的である。しかしながら、他の部分は生活手段として、協力体の成員によって費消される。


したがって、この部分は彼らの間に分配されなければならぬ。この分配の様式は、社会的生産有機体自身の特別な様式とともに、またこれに相応する生産者の歴史的発展の高さとともに、変化するであろう。


ただ商品生産と比較するために、各生産者の生活手段にたいする分け前は、その労働時間によって規定されると前提する。


したがって、労働時間は二重の役割を演ずるであろう。労働時間の社会的に計画的な分配は、各種の労働機能が各種の欲望にたいして正しい比例をとる103ページ末


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