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2026年9月20日日曜日

📘『資本論』再学習 第93回クイズ 第2巻「資本の流通過程」 第1篇「資本の諸変態とそれらの循環」 第1章「貨幣資本の循環」 第1節 第1段階「G―W」

 



📘『資本論』再学習 第93回クイズ

第2巻「資本の流通過程」

第1篇「資本の諸変態とそれらの循環」

第1章「貨幣資本の循環」

第1節 第1段階「G―W」

🌟今回の要点

  • 貨幣資本 G は、労働力 A と生産手段 Pm を購入する。

  • その関係は、G―W〈A+Pm〉 と表される。

  • G―Wは、資本の流通過程における最初の段階である。

  • 労働力と生産手段がそろって、はじめて生産過程が始まる。

  • この段階の売買そのものでは、まだ剰余価値は生まれない。

  • 剰余価値は、その後の生産過程で労働力が使用されることによって生み出される。


📝クイズ10問

第1問

貨幣資本の循環における第1段階「G―W」の意味はどれですか。

A. 商品を売って貨幣に変える
B. 貨幣で商品を買う
C. 商品を生産して売る


第2問

「G―W」の「G」が表すものは何ですか。

A. 貨幣
B. 商品
C. 労働


第3問

資本家がG―Wの段階で購入するものとして正しい組み合わせはどれですか。

A. 労働力と生産手段
B. 消費財と土地
C. 株式と国債


第4問

G―Wの式を正しく表しているものはどれですか。

A. G―W〈A+Pm〉
B. W―G―W
C. G―G’

※A=労働力、Pm=生産手段


第5問

資本家が労働力を購入する相手は誰ですか。

A. 労働者
B. 消費者
C. 商人だけ


第6問

資本家が労働力と生産手段を購入する目的は何ですか。

A. 自分で消費するため
B. 生産過程を開始するため
C. 商品を倉庫に保存するため


第7問

G―Wの売買過程だけで、剰余価値は生まれますか。

A. 生まれる
B. 生まれない
C. 必ず2倍になる


第8問

剰余価値が生み出される主な場所はどこですか。

A. 貨幣の保管場所
B. 商品市場
C. 生産過程


第9問

G―Wの段階で、労働力と生産手段の両方を購入することが重要なのはなぜですか。

A. 両方がそろわないと生産を開始できないから
B. 労働者を減らせるから
C. 商品を売らなくてもよくなるから


第10問

G―Wの段階を経た後、資本は次にどの過程へ進みますか。

A. 生産過程
B. 廃棄過程
C. 貯金過程


✅回答・解説

第1問 正解:B

G―Wとは、資本家が貨幣Gを使って商品Wを購入することです。

ただし、ここで買われる商品は、一般の商品ではありません。資本家は、生産に必要な労働力と

生産手段を購入します。


第2問 正解:A

Gはドイツ語の「Geld(ゲルト)」の頭文字で、貨幣を意味します。

貨幣資本は、まず貨幣の形で存在し、その貨幣を使って労働力と生産手段を購入します。


第3問 正解:A

資本家が購入するのは、次の2つです。

  • 労働力

  • 生産手段

生産手段には、機械、原材料、工場、道具などが含まれます。

労働力だけあっても、原材料や機械がなければ生産できません。反対に、生産手段があっても労

働力がなければ、商品をつくることはできません。


第4問 正解:A

正しい式は、

G―W〈A+Pm〉

です。

  • G=貨幣

  • W=商品

  • A=労働力

  • Pm=生産手段

貨幣Gが、労働力Aと生産手段Pmという2種類の商品に変わることを表しています。


第5問 正解:A

資本家は労働者から労働力を購入します。

ここで重要なのは、労働者が自分自身を売るのではなく、一定時間働く能力である「労働力」

を商品として売るという点です。

労働者は労働力を売り、その対価として賃金を受け取ります。


第6問 正解:B

資本家の目的は、労働力と生産手段を組み合わせて生産を始めることです。

労働力と生産手段がそろうと、貨幣資本は生産資本へと姿を変えます。

流れは次のようになります。

貨幣資本 → 労働力・生産手段 → 生産過程


第7問 正解:B

G―Wの売買だけでは、剰余価値は生まれません。

この段階では、資本家は労働力と生産手段を、それぞれの価値に見合う貨幣で購入しています。

剰余価値が生まれるのは、労働者が生産過程で労働力を使用するときです。


第8問 正解:C

剰余価値は生産過程で生まれます。

労働者は、自分の賃金に相当する価値をつくった後も、一定時間働き続けます。その追加労働

によって生み出される価値が、剰余価値になります。

つまり、

貨幣の支払い → 労働力の使用 → 新しい価値と剰余価値の形成

という流れです。


第9問 正解:A

労働力と生産手段の両方がそろわなければ、生産は始まりません。

例えば、パン工場に労働者がいても、小麦粉やオーブンがなければパンはつくれません。

逆に、機械や原材料がそろっていても、働く人がいなければ生産は進みません。


第10問 正解:A

G―Wの次には、生産過程が始まります。

貨幣資本は、労働力と生産手段を購入することで、生産資本へと変化します。

全体の流れは次のとおりです。

G―W〈A+Pm〉……P……W’―G’

  • G=最初の貨幣

  • W=労働力と生産手段

  • P=生産過程

  • W’=剰余価値を含む商品

  • G’=増加した貨幣


🔄因果関係で整理

貨幣Gを持つ
↓
労働力Aと生産手段Pmを購入する
↓
生産過程Pへ進む
↓
商品W’を生産する
↓
商品を販売して貨幣G’を得る


📌今回のまとめ

  • G―Wは、貨幣資本が労働力と生産手段を購入する段階。

  • 労働力は、資本主義社会では商品として売買される。

  • 生産手段と労働力が結びついて、はじめて生産が始まる。

  • G―Wの流通過程そのものでは、剰余価値は生まれない。

  • 剰余価値は、生産過程で労働力が使用されることによって生まれる。

  • G―Wは、貨幣資本から生産資本への転化を表している。

ひとことで言えば

G―Wとは、資本家が貨幣で労働力と生産手段を買い、生産によって貨幣を増やす準備をする段

階です。

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