📘『資本論』再学習 第4回クイズ
第1巻 第1冊「資本の生産過程」
第1篇 商品と貨幣
第1章 商品
第3節 価値形態または交換価値
A 単純な・個別的な・偶然的な価値形態
3.等価形態
今回のテーマは「等価形態」です。
次の価値表現を見てください。
20エレの亜麻布 = 1着の上着
この式では、亜麻布が自分の価値を上着によって表現しています。
それでは問題です🤔
❓第4回クイズ
「20エレの亜麻布=1着の上着」という価値表現において、右側の「上着」が担っている
役割について、最も正しい説明はどれでしょうか?
①
上着は、自分自身の価値が亜麻布よりも高いことを表している。
②
上着の使用価値が亜麻布の価値を表す姿となり、上着を作る具体的労働が抽象的人間労働を
表現している。
③
亜麻布と上着は、使用目的も生産方法も完全に同じ商品であることを表している。
💡ヒント
この式では、
亜麻布=相対的価値形態
上着=等価形態
となっています。
上着は「着るもの」としてではなく、亜麻布の価値を映し出す「価値の鏡」として登場しています
🪞
✅正解
②
上着の使用価値が亜麻布の価値を表す姿となり、上着を作る具体的労働が抽象的人間労働
を表現している。
📝解説
「20エレの亜麻布=1着の上着」という式では、亜麻布が自分の価値を表現し、上着がその価
値表現の材料になります。
ここで上着は「着るための衣服」という使用価値を持ちながら、同時に亜麻布の価値を目に
見える形で表しています。
つまり、
使用価値が、その反対物である価値の現象形態になる
という逆転が起こっています。
さらに、上着を作る「仕立て労働」は、本来は特定の目的と方法を持つ具体的労働です。
しかし等価形態の中では、亜麻布を作る織布労働と共通する「人間労働一般」を表すも
のになります。
等価形態の三つの特徴
マルクスは、等価形態の特徴を次の三つに整理しています。
① 使用価値が価値の現象形態になる
上着という具体的な使用価値が、亜麻布の価値を表現します。
② 具体的労働が抽象的人間労働の現象形態になる
上着を作る仕立て労働が、人間労働一般を表現します。
③ 私的労働が直接に社会的な形態の労働になる
上着を作る私的労働が、価値表現の中で他の商品の価値を表す社会的な役割を担います。
❌ほかの選択肢が誤りである理由
①が誤りの理由
この式は、上着自身の価値を表現しているのではありません。
上着は、亜麻布の価値を表現する「等価物」として置かれています。上着自身の価値量
は、この式の中では表現されていません。
③が誤りの理由
亜麻布と上着は、使用目的も生産方法も異なる商品です。
亜麻布を作るのは織布労働
上着を作るのは仕立て労働
交換できるのは両者が同じ商品だからではなく、どちらにも抽象的人間労働が対象化され
ているからです。
🌟今回のポイント
等価形態とは、ある商品が別の商品の価値を表す役割を担う形態です。
🧵 亜麻布は自分の価値を表現する側
🧥 上着は亜麻布の価値を映す側
🪞 上着は「価値の鏡」になる
💴 等価形態の発展の先に、一般的等価物である貨幣が成立する
皆さんは正解できましたか?😊
ぜひ①・②・③の番号をコメント欄に書いてから、答えと解説を確認してみてください!📘✨

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