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2026年6月1日月曜日

資本論』の再学習第1回第1巻第1冊資本生産過程 第1扁商品と貨幣 第1章商品 第1節商品の2要素 使用価値と価値(価値実体、価値の大いさ)

 



📘『資本論』再学習 第1巻 第1篇「商品と貨幣」

第1章 商品

第1節 商品の2要素 ― 使用価値と価値(価値実体・価値の大きさ)

『資本論』の冒頭は「商品」から始まります。なぜなら資本主義社会では、私たちの生活を支

えるほとんどのものが商品として存在しているからです。

マルクスは最初に「商品とは何か」を明らかにしようとしました。


🛒 商品とは何か

マルクスは商品を次のように定義しています。

人間の欲望や必要を満たすために作られ、市場で交換されるもの

例えば、

  • 🍙 おにぎり

  • 👕 シャツ

  • 📱 スマートフォン

  • 🚗 自動車

これらはすべて商品です。

商品には必ず二つの側面があります。

① 使用価値
② 価値

この二重性を理解することが『資本論』全体の出発点です。


🍎 使用価値とは

使用価値とは、

人間の欲望や必要を満たす有用性

のことです。

パンは食べることができます。

服は身体を保護します。

スマホは通信できます。

つまり、

「役に立つこと」

が使用価値です。


🍞 パン

  • 空腹を満たす

  • 栄養を補給する

👔 スーツ

  • 身体を守る

  • 社会生活で着用する

📚 本

  • 知識を得る

  • 娯楽を楽しむ

これらの役立ち方が使用価値です。


🌾 使用価値は自然的性質に基づく

パンは食べられるから価値がある。

鉄は丈夫だから価値がある。

木材は燃えるから価値がある。

使用価値は物そのものの性質に基づいています。

そのため、

  • 化学

  • 物理学

  • 生物学

などの自然科学の対象になります。


💰 価値とは何か

ここでマルクスは重要な疑問を出します。


なぜ

👕 シャツ1枚

🍚 米10kg

が交換できるのか?


形も用途もまったく違うものです。

使用価値だけでは交換比率は説明できません。

そこでマルクスは、

商品に共通するもの

を探します。


👷 商品に共通するもの

商品には共通点があります。

それは

人間の労働によって作られている

ということです。

パンも

服も

机も

スマホも

人間の労働の産物です。


ここからマルクスは

価値=人間労働の結晶

であると考えました。


🔨 価値実体とは

価値実体とは、

商品の価値を構成する中身

のことです。

その正体は

抽象的人間労働

です。


抽象的人間労働とは

パン職人の仕事

大工の仕事

機械工の仕事

教師の仕事

みんな内容は違います。

しかし交換の世界では、

すべて

「人間労働」

として共通化されます。

これを

抽象的人間労働

と呼びます。


つまり

商品の価値実体
=抽象的人間労働

です。


🎯 具体的労働と抽象的労働

具体的労働

役立つものを作る労働

  • 農業

  • 製パン

  • 裁縫

使用価値を生み出します。


抽象的労働

人間の労働力支出として見た労働

価値を生み出します。


マルクスはこの区別を非常に重視しました。


⏰ 価値の大きさ

では価値はどう測るのでしょうか?

マルクスは

価値の大きさは社会的必要労働時間で決まる

と述べます。


社会的必要労働時間とは

平均的な技術

平均的な熟練

平均的な労働条件

のもとで商品を作るのに必要な時間です。


🍞 パン1個

平均的なパン屋なら

10分で作れるとします。

すると

その10分が価値の基準になります。


もし新人が

30分かけて作ったとしても

価値は30分にはなりません。

社会全体の平均が基準です。


🚜 生産力が上がると価値は下がる

例えば

シャツ1枚

8時間

現在

機械化で

2時間

で作れるようになった。

すると

価値は減少します。


マルクスは

生産力が高まるほど商品価値は低下する

と説明します。


現代の例

📺 テレビ

💻 パソコン

📱 スマホ

昔は非常に高価でした。

しかし技術進歩で生産時間が短縮され、

価格も下がりました。

これは価値の低下を示しています。


⚖️ 使用価値と価値の関係

商品は必ず

  • 使用価値

  • 価値

を持ちます。

しかし両者は同じではありません。


水の例

💧 水

非常に役立つ

→ 使用価値は大きい

しかし豊富に存在する

→ 価値は小さい


ダイヤモンドの例

💎 ダイヤモンド

使用価値は限定的

しかし採掘に多くの労働が必要

→ 価値は大きい


マルクスはここで

使用価値と価値を区別しなければ

資本主義社会を理解できない

と考えました。


📖 第1節のまとめ

✅ 商品は資本主義社会の基本単位

✅ 商品には「使用価値」と「価値」の二重性がある

✅ 使用価値とは役に立つ性質

✅ 価値とは抽象的人間労働の結晶

✅ 価値実体は抽象的人間労働

✅ 価値の大きさは社会的必要労働時間で決まる

✅ 生産力が向上すると商品価値は低下する

✅ 使用価値と価値は同じものではない


📚 この第1節は『資本論』全体の土台です。マルクスはここで「商品の二重性」を解明し、

次の第2節「商品に表される労働の二重性」へ進みます。そこでは 具体的労働と抽象的労働

がさらに詳しく論じられ、資本主義経済の秘密に迫っていきます。

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