『資本論』第1巻 第3章 第3節貨幣 c 世界貨幣
🌍💰
マルクスは貨幣の機能を
価値尺度
流通手段
支払い手段
貨幣退蔵
世界貨幣
へと発展的に説明しています。
「世界貨幣」はその最終形態です。
🌎 世界貨幣とは何か
国内市場では貨幣は紙幣や補助貨幣でも流通できます。
しかし国境を越えた取引では事情が異なります。
国ごとの紙幣は外国では通用しないため、
👉 貨幣は本来の姿である金・銀として現れる
とマルクスは説明します。
つまり、
日本円
ポンド
フラン
ドル
といった国家ごとの姿を脱ぎ捨て、
世界市場では
🥇金(Gold)
🥈銀(Silver)
が真の貨幣として機能するのです。
📦 具体例
国内取引
農民 → 商人
米を売る
↓
紙幣を受け取る
これで取引終了。
国際取引
イギリス → インド
綿製品を輸出
↓
代金決済
相手国の紙幣を信用できない場合
💰金で支払う
このとき金が世界貨幣になります。
🌍 世界貨幣の3つの役割
① 国際的支払い手段
国家間の債務決済
例
貿易赤字の支払い
国家間融資の返済
など
💰金が最終決済手段になる。
② 国際的購買手段
外国の商品を購入する場合
例
穀物輸入
原料輸入
支払いに金が用いられる。
③ 富の社会的絶対形態
金はどこの国でも価値を認められる。
つまり
🏆「世界共通の富」
となる。
これをマルクスは
富の社会的な絶対的実現形態
と呼びます。
📈 世界市場と資本主義
資本主義は国内市場だけでは発展できません。
企業は
原料を輸入
商品を輸出
海外投資
を行います。
そのため
🌎 世界市場
が形成されます。
そして世界市場では
💰世界貨幣
が必要になります。
⚠️ 世界貨幣と恐慌
マルクスが重視した点です。
恐慌になると人々は
❌ 商品を信用しない
❌ 手形を信用しない
❌ 銀行を信用しない
ようになります。
その結果
「現金を出せ!」
となります。
さらに国際的には
「金を出せ!」
となる。
すると金が不足し、
信用制度全体が揺らぎます。
これが恐慌を深刻化させるのです。
🌪️💰🌪️
📚 一言でまとめると
👉 世界貨幣とは、国境を越えた世界市場で貨幣が金として機能する姿であり、国際決済・
国際購買・世界共通の富として資本主義を支える最終的な貨幣形態である。
🎭 漫画風まとめ
🏭 イギリス商人
「海外に商品を売るぞ!」
📦📦📦
↓
🌏 世界市場
🇯🇵円「国内なら使えるよ」
🇬🇧ポンド「国内なら使えるよ」
🇫🇷フラン「国内なら使えるよ」
❌海外では不十分
↓
🥇金登場!
「私は世界中で通用する!」
↓
✅ 国際決済
✅ 国際購入
✅ 世界共通の富
↓
😱 恐慌発生
銀行
「信用してください!」
商人
「いやだ!」
国家
「金を出せ!」
🥇💨💨💨
金不足 → 信用崩壊 → 恐慌拡大🌪️
学習ポイント ✍️
🟢 世界市場では貨幣は金として現れる
🟢 世界貨幣は国際決済の最終手段
🟢 金は世界共通の富である
🟢 資本主義の世界的発展を支える
🔴 恐慌時には金需要が集中し信用危機を深める
マルクスの論理では、この「世界貨幣」の議論が、後の第1巻第4章「貨幣の資本への転化」、
さらに第3巻の信用制度・恐慌論へとつながっていきます。📚✨

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