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2026年6月22日月曜日

 『資本論』の再学習第16回第1巻第1冊資本生産過程 第2扁通貨の資本への転化第4章貨幣の資本への転化 第1節資本の一般定式について解説

 





『資本論』第1巻 第1冊資本生産過程

第2篇 通貨の資本への転化

第4章 貨幣の資本への転化

第1節 資本の一般定式

ここからマルクスは、いよいよ**「資本とは何か」**という核心に入ります。

それまでの第1篇では、

  • 商品とは何か
  • 貨幣とは何か
  • 貨幣の働き

を学びました。

第2篇では、

「貨幣がどのようにして資本になるのか?」

を解明します。


① 商品流通の一般式

普通の人が商品を売買する目的は、生活に必要なものを手に入れることです。

マルクスはこれを

商品-貨幣-商品
(W-G-W)

と表します。

🍚 米を売る

💰 お金を得る

👕 服を買う

つまり

売る目的は買うこと

です。

お金は単なる仲介役です。


図式

商品 → 貨幣 → 商品
W G W

目的

👉 使用価値を得ること


② 資本家の運動

ところが資本家は違います。

資本家は

💰 お金を出す

📦 商品を買う

💰 もっと多くのお金で売る

という行動をします。

これを

貨幣-商品-貨幣
(G-W-G)

と表します。


図式

貨幣 → 商品 → 貨幣
G W G

しかし、

同じ金額なら意味がありません。

100万円

商品購入

100万円

では何も増えていません。


③ 資本の一般定式

そこで資本家が求めるのは

G-W-G'

です。

G'(Gダッシュ)は

元の貨幣より増えた貨幣

を意味します。

100万円 → 商品 → 110万円

増えた部分

110万円-100万円
=10万円

これを

剰余価値
Surplus Value)

と呼びます。


図式

G → W → G'
100万 → 商品 → 110万

差額

G'-G
=剰余価値

④ 資本の目的

普通の流通

W-G-W

目的

🍞生活


資本の流通

G-W-G'

目的

💰貨幣増殖


つまり資本とは

自らを増殖させる価値

です。

マルクスはこれを

自己増殖する価値

と呼びました。


⑤ ここで疑問が生まれる

しかし考えてみると不思議です。

交換は等価交換のはずです。

100円のものを100円で売る。

1000円の商品を1000円で買う。

ならば、

どこから利益が生まれるのでしょう?


高く売ればいい?

マルクスは否定します。

Aが得をすれば

Bが損をするだけ。

社会全体の価値は増えません。


安く買えばいい?

これも同じです。

誰かの損失が誰かの利益になるだけ。

全体として価値は増えません。


つまり

流通そのものから剰余価値は生まれない

のです。


⑥ 資本主義の最大の謎

そこでマルクスは次の問題を立てます。

どうして

G → W → G'

が可能なのか?

どこで価値が増えるのか?


その答えとして次節以降で登場するのが

労働力商品

です。

資本家は労働者の労働力を買い、

その労働力が生み出す価値が賃金を上回ることで、

剰余価値が発生すると説明します。


ポイントまとめ

🟢 普通の流通は

W-G-W
(商品→貨幣→商品)

目的は生活のための使用価値


🟢 資本の運動は

G-W-G'
(貨幣→商品→より多くの貨幣)

目的は貨幣の増殖


🟢 増えた部分を

剰余価値

という


🟢 資本とは

自己増殖する価値

である


🔴 交換だけでは剰余価値は生まれない


🔴 剰余価値の秘密は

労働力商品

にある


一言でまとめると

👉 第4章第1節「資本の一般定式」とは、「資本とは貨幣をより多くの貨幣に変える運動(G-W-G')であり、その増殖の秘密を解明することが『資本論』の中心課題である」と示した章です。 💰➡️📦➡️💰✨📚

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