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2021年5月25日火曜日

第19回『資本論』の学習 マルクス『資本論』第一巻 向坂逸郎訳 岩波書店 第2版へのあとがき 14ページ5行目から、変革の時代と『資本論』マルクスのすすめ 『経済』編集部編 新日本出版、

 第19回『資本論』の学習 マルクス『資本論』第一巻 向坂逸郎訳

岩波書店 第2版へのあとがき 14ページ5行目から


 かのの筆者は私の方法の唯論的基礎を論じた『経済学批判』(ベルリン、1859年、4から7ページ〔邦訳、岩波文庫版、13ページ以下、新潮社判『選集』第7巻、54ページ以下〕)の序文から引用をなした後で、こう続けている。

 「マルクスにとっては、ただ一つのことだけが重要である。すなわち、彼が研究に従事している諸現象の法則を発見すること、これである。そして彼には、それらの現象が完成した形態を取り、与えられた期間に観察されるようなひとつの関連に立っている限り、これを支配する法則が重要であるばかりでない。彼にとっては、なお特に、その変化、その発展の法則、すなわちひとつの形態から他のそれへの移行 、関連の一定の秩序から他のそれへの移行ということが、重要なのである。ひとたび彼がこの法則を発見したとなると、彼は詳細に諸結果を研究する。高速はこの結果となって、社会生活の中に現れるのである。・・・こうして、マルクスはただ一つのことのために力を尽くしている。すなわち厳密な科学的研究によって社会的諸関係の特定の秩序の必然性を立証するということ、そして彼に初出点としてまた支店として役立つ事実を、出来うる限り避難の色違いまでに、確証することがこれである。このためには、もし彼が現在の秩序の必然性とともに、同時にこの秩序は不可避的に移行せざるを得ない他の秩序の必然性を立証するならば、それで完全にあますところないものとなる。その場合、人類がこれらの事を信じようが信じまいが、また人間がこれらのことを意識していようが意識していまいが、何のが変わるところもないのである。




 マルクスは、社会の運動を自然史的の過程として考察する。この過程を左右しているのは、人間の意思や意識や意図からも独立しているだけでなく、むしろ逆に人間の意思や意識や意図を規定する諸法則なのである。・・・・文化史の上で意識的要素がこのように副次的の役割を演じているとすれば、次のことはおのずから明らかである。すなわち文化そのものを対象とする批判の基礎となり得るものは、決して意識の何らかのある形態、あるいは何らかのある結果というようなものではない。ということは、この批判の発出点として用いられ得るものは、理念ではなく、外的の現象だけであることになる。批判は、ある事実を理念でなく、他の事実と比較し対審することに限られるであろう。批判にとっては、次のことこそ重要なのである。すなわち、二つの事実ができるだけ厳密に研究される。そして実際に一つの事実を他の事実に対比すると、それらは、ある発展の違った契機を成しているということである。しかし特に重要なのは、以上の場合にも劣らない厳密さで諸秩序の系列、発展段階の現れる順序と結合が研究されるということである。しかしながら、経済生活の一般的諸法則は同一のものであって、これらを現在に適用しても過去に適用しても、全く同じ事であるという人があるかもしれない。このことをマルクスの拒否するところである。彼によればこ


のような抽象的な法則というものは存在しない。・・・逆に彼の見解によると、あらゆる歴史的時代はその固有の法則を持っている。・・・人の世は、与えられた発展期間を生き終わり、ある与えられた段階から他のそれに移行すると、また他の諸法則によって支配され始める。要するに、経済生活は、我々にとって、生物学の他の諸法則における発展しに似た現象を示す。・・・旧い経済学者たちが、経済的諸法則の性質を、物理学や化学の諸法則になぞらえた時、彼らは、これを誤り解したのであった。・・・現象をより深く分析してみると、社会的有機的は、お互いに、植物有機体や動物有機体の違いと同様に、根本的に違っているということが証明された。・・・・否、一つの同じ現象が、全く違った諸法則の支配に服するものであって、それは、かの有機体の全構造が違っている結果であり、またそのこ機管が違い、さらにそれらの諸機官のキムをする諸条件が違っている結果なのである、 等々。 マルクスは、例えばあらゆる時代あらゆるところに置いて、人口法則が同一であることを否定する。反対に、彼はあらゆる発展段階が、その固有の人口法則を持っていることを確信する。・・・生産力発展の程度が違うとともに、諸関係は変化した。それを規制する諸法則も変化する。マルクスは、その観点から資本主義的経済秩序を探求し、説明しようと目標を立てて、経済生活のあらゆる正確な言及が持たなければならなぬ目標を、ひとえに末光に科学的に定式として表現している。・・・このような探究の科学的価値は、ある与えられた社会的有機体の成立、存続、発展、死滅と、この有機体の他のより高いしそれによる代替等のことを規制する特別の法則が明瞭にされるところにある。そして事実マルクスのこの書はこのような歌詞を持っている。

 

16ページ7行目まで


変革の時代と『資本論』マルクスのすすめ 『経済』編集部編 新日本出版社

32ページ 2『資本論』を学ぶ一つの心得 金子ハルオ


 2008年の秋に、世界の資本主義経済の中心地アメリカ合衆国で「100年に一度」と言われる大規模な金融恐慌が勃発し、その影響はアメリカへの輸出をテコとして「成長」してきた日本経済を直撃し、わが国でも、派遣切り、倒産、失業などが急増し、貧富の格差が一挙に拡大しました。このような恐慌、失業、貧困などは、もともと資本主義経済にはつきものの出来事であり、決して人々の注意や努力が足りなかったために起こったのではなく、マルクスが『資本論』で明らかにした個々の人間の意思からは独立に作用する資本主義の経済法則に、基づいて必然的に起こったことなのです。ですから、最近、老若男女を問わず、かの音に聞く『資本論』を読もうという人が新たに増大しています。そこで、私が、長年にわたって多くの大学で、『資本論』をこれから初めて読もうという学生諸君に語ってきた「『資本論』を学ぶ5つの心得」の要点を紹介しましょう。

弁護士より


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