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2026年3月29日日曜日

 『資本論』の学習第209回第3巻資本主義的生産の総過程第1部第1扁剰余価値の利潤への転化と剰余価値率の利潤率への転化第4章回転の利潤率に及ぼす影響

 






『資本論』第3巻のこの部分は、かなり抽象的ですが、ポイントを押さえれば

スッキリ理解できます。
第3巻「資本主義的生産の総過程」

  • 第1部「剰余価値の利潤への転化」

  • 第4章「回転が利潤率に及ぼす影響」

これは、**「同じ搾取率でも、資本の回転の速さで利潤率が変わる」**という話です。


1. 前提:剰余価値と利潤率の違い

まず大前提として、資本論での基本式:

  • 剰余価値率(搾取率)
    → 労働者がどれだけ搾取されているか
    → m / v

  • 利潤率
    → 投下資本に対してどれだけ儲かったか
    → m / (c + v)

ここで:

  • c:不変資本(機械・原料)

  • v:可変資本(賃金)

  • m:剰余価値

👉 第3巻では、「mがそのまま利潤として現れる」ことが前提になります。


2. 回転とは何か?

「回転」とは:

👉 資本が
貨幣 → 生産 → 商品 → 貨幣
と一周して、元に戻ること

これを 1回転 と呼びます。


3. 本章の核心:回転が速いと何が起きるか

マルクスの重要な主張:

👉 同じ資本でも、回転が速いほど、1年で何回も剰余価値を生む


例で理解

ケースA:年1回転

  • 1回で剰余価値 m = 100

  • 年間:100

ケースB:年2回転

  • 1回で剰余価値 m = 100

  • 年間:200

👉 搾取率は同じでも、利潤率は2倍になる


4. 年間利潤率という考え

ここがこの章のキモです。

マルクスはこう考えます:

👉 利潤率は「年間」で見ないとダメ

つまり:

年間利潤率 =(1回の剰余価値 × 回転回数) / 総資本


5. なぜこうなるのか?

理由はシンプル:

👉 可変資本(賃金)は回転するたびに再投入される

つまり:

  • 労働者は毎回新しく搾取される

  • 同じ資本でも何度も剰余価値を生む

👉 だから回転が速いほど有利


6. 不変資本との違い

ここも重要なポイントです。

  • 不変資本(機械など)
    → ゆっくり回転(減価償却)

  • 可変資本(賃金)
    → 毎回完全に回転

👉 利潤率に影響が大きいのは 可変資本の回転速度


7. まとめ(超重要ポイント)

この章の本質はこれです:

✔ ポイント1

👉 利潤率は「年間」で決まる

✔ ポイント2

👉 回転が速いほど利潤率は上がる

✔ ポイント3

👉 搾取率が同じでも結果は変わる


8. マルクスの狙い

この議論の意味は:

👉 表面上の「利潤」は単純に搾取率だけでは説明できない

つまり:

  • 資本家は「効率」や「スピード」でも利益を増やす

  • でも本質は依然として労働搾取

👉 これが第3巻の重要テーマです


9. 一言で言うと

👉 「速く回せば、同じ資本でもより多く搾取できる」


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