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2021年11月4日木曜日

第37回資本論の学習 私本論第1巻 第1分冊 カール・マルクス 新日本 

 第37回資本論の学習 資本論第1巻 第1分冊 カール・マルクス 新日本 

第1章商品第1篇商品と貨幣 

第1節商品の2つの要因ー使用価値と価値(価値の実体、価値の大きさ)


第1篇商品と貨幣

70ページ

ある物は、商品であることなしに、有用であり人間的労働の生産物でありうる。自分の生産

物によって自分自身の欲求を満たす人は、確かに使用価値をつくり出すが、商品をつくり出しはしない。


商品を生産するためには、彼は、使用価値を生産するだけでなく、他人のための使用価値を、社会的使用価値を、生産しなければならない。


しかも、ただ単に他人のためというだけではない。中世の農民は、封建領主のために年貢の穀物を生産し、僧侶のために十分の一税の穀物を生産した。


しかし、年貢穀物も十分の一税穀物も、それらが他人のために生産されたということによっては、商品にはならなかった。


商品になるためには、生産物は、それが使用価値として役立つ他人の手に、交換を通して移されなければならない。} 最後に、どんな物も、使用対象〔フランス語版では「有用物」〕であることなしには、価値ではありえない。物が無用であれば、それに含まれている労働もまた無用であり、労働としては数えられず、したがってなんらの価値も形成しない。


(11a) 第四版への注。私が括弧内の文句を書き入れたのは、この文句がないために、生産者以外の人によって消費される生産物はすべて、マルクスによって商品とみなされるかのような誤解が非常にしばしば生じたからである。――F・エンゲルス。



(56)

第二節商品に表わされる労働の二重性

最初に、商品は、二面的なものとして、すなわち使用価値および交換価値として、われわれの前に現われた。


のちには、労働もまた、それが価値に表現される限りでは、使用価値の生みの母としての

労働に属するのと同じ特徴を、もはやもっていないということが示された。商品に含まれる労働のこの二面的性質は、私によってはじめて批判的に指摘されたものである。


この点は、経済学の理解にとって決定的な点であるから、ここで立ち入って説明しておこう。

(11) カール・マルクス『経済学批判』、一二、二三ページ [邦訳『全集』、第一三巻、二O、二一ページ】、そのほか各所。


二つの商品、たとえば一着の上着と一○エレのリンネルをとってみよう。前者は後者の二倍の価値をもつものとすれば、10エレの リンネル=W のとき、1着の上着I= 2 W である。


上着は、一つの特殊な欲求を満たす一つの使用価値である。それをつくり出すためには、一定の種類の生産的活動が必要である。


この活動は、その目的、作業様式、対象、手段、および結果によって規定されている。その有用性がこのようにその生産物の使用価値にーまたはその生産物が使用価値であるということに――表わされる労働を、われわれは簡単に有用的労働と呼ぶ。


この観点のもとでは、労働はつねにその有用効果との関連で考察される。


上着とリンネルとが質的に異なる使用価値であるのと同じように、それらの定在を媒介する労働も質的に異なるもの――裁縫労働と織布労働である。


もしもこれらの物が質的に異なる使用価値ではなく、したがって質的に異なる有用的労働の生産物でないとすれば、それらはおよそ商品として相対することができないであろう。


上着が上着と交換されることはなく、同じ使用価値が同じ使用価値と交換されることはない。72ページ行目


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